「そろそろ外壁塗装を考えているけど、せっかくだからベージュ色の塗装に変えようか」
ベージュ色は外壁塗装で非常に人気の色の一つです。
外壁塗装を考える際、耐久性能・断熱性能などの塗料性能も大事ですが、「せっかくだからこの際、自分の住まいの美観をもっとよくしたい・雰囲気を変えてみたい」と考える方も多いのではないでしょうか。
いくら塗装工事が無事完了したとしても、「思っていた色と違った・・・」となると、せっかくの外壁塗装も台無しです。
そこでここでは一級建築士が、外壁塗装でベージュ色を検討している人向けにベージュ色のメリット・デメリットを中心に解説します。
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目次
ベージュ色は外壁塗装の中でも人気の色
ベージュは温かみがある色で周囲となじみやすいこともあり、外壁塗装の中でも非常に人気のある色の一つです。
もともと々、ベージュはフランス語で加工されていない羊毛のイメージが由来になっており、薄い黄色・茶色のような色合いで私たちに最も馴染み深い色の一つです。
ベージュは衣服やインテリア、家の外壁など至る所で親しまれています。
外壁塗装のベージュ色のメリットデメリットは下記の通りです。
ベージュ色のメリット | ベージュ色のデメリット |
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ベージュ色とアイボリーと違い
ベージュ色は茶色系統の色になるのに対して、アイボリーは白みがかった色なのになります。
アイボリーとベージュの基本的な知識
ベージュ:織物(無漂白の毛織物)の色合いを基本であらわされています
日本語表記の系統色名:「明るい灰みの赤みを帯びた黄色」と表記されています
アイボリーもベージュも灰色の表現が意味合いでも表されていますまた、アイボリーと同じく語源はフランス語と言われています
アイボリー:色合の表現は象牙の色が基本であらわされています。
マンセル値 :2.5Y8.5/1.5
日本語表記の系統色名:「黄みのうすい灰色」と表記されています。語源はフランス語と言われています
外壁塗装におけるベージュ色のメリット
ベージュ色のメリットについて具体的に説明していきます。
【メリット1】ベージュは温かみ・優しい印象を与えられる
ベージュは淡い暖色系で、見る人に温かみや優しい印象を与える色合いです。
一般的に下記のようなイメージを連想させるナチュラルなカラーです。
- 温かみを感じる
- 優しさを感じる
- 親近感がもってる
- 落ち着いている
- 安心感がある
- 穏やかな感じがする
主張しすぎない色でもあるので、外壁塗装で利用すると、見る人にマイナスの印象を与えにくい、穏やかで失敗しにくい塗装が期待できます。
暖色の影響により、柔らかみのある色調なので印象としては、落ち着きのある感覚で仕上がっているのが特徴です。
【メリット2】ベージュは近隣の景観と馴染みやすい
ベージュはその落ち着いた印象を与えるという特徴から、近隣の景観と馴染みやすいというメリットがあります。
和風・洋風問わず、周囲の家や公園、木・庭などとなじみやすいため、赤や青などの原色系と違って悪く目立ってしまうリスクが低いので、人気の外壁塗装色でもあります。
ベージュ色は、個性を出すという色調ではなく、比較的周囲と和するイメージが強い、色調と言えます。
【メリット3】ベージュは汚れが目立ちにくい
ベージュは、白色と違って外壁の汚れが目立ちにくいといったメリットがあります。
カビや苔、ホコリなどの灰色・グレーと同じ系統の色と同じトーンですので、白色や黒色・原色系と違って汚れが比較的目立ちにくいため、長期的なスパンで美観を保つことができます。
ベージュ色は、比較的明るい色合いなので、劣化や汚れが目立ちにくくお手入れの手間いらずという感じもあります。
このように、ベージュ色は基本的に、はとんどの外壁塗装の色選びに失敗することも少ない色の一つです。
無難な色合いの特徴から、色選びに失敗が少ない色選びに迷っている方向にはいい色調と言えます。
外壁塗装におけるベージュ色のデメリット
【デメリット1】ベージュは目立ちくく埋もれやすい
ベージュは主張しすぎない落ち着いた色合いというメリットがある一方、その特徴から目立ちにくく、周りの景観に埋もれやすいというデメリットがあります。
いわゆる無難な色合いと言えますが、せっかく外壁塗装をするのなら個性を出したい!という方には、おとなしい色調といえます。
ですので、外壁をある程度目立たせたいという場合は不向きかもしれません。
【デメリット2】凹凸の目立たない外壁材には物足りなく感じやすい
二つ目のデメリットとしては、凹凸の目立たない外壁材には物足りなく感じやすいという点です。
たとえば、ベージュ色単色で外壁全体を塗装仕上げを行う場合、テクスチャ(柄)が目立ちにくい外壁には、変化がなく感じられる事があります。
また外壁塗装のハイライト部(ベランダや出窓等々の凹凸)が少ない建物には、色分け(ツートンカラー)が目立ちにくく物足りなく感じられる場合も少なくありません。
ツートンカラー(色分け)の外壁塗装をお考えの方には、ご自宅とマッチする外壁・形状になっているかご確認いただいた方が無難です。
(関連記事)【外壁塗装の色選び】失敗しない色選びのコツを一級建築士が徹底解説
ベージュ色での外壁塗装をおすすめする人
以上を踏まえると、下記のような人には、ベージュ色での外壁塗装がおすすめです。
- 落ち着いた感じが好きで、協調性を大事にする人
- 信頼感や安心感を周りに与えたい人
- できるだけ多くの人にプラスの印象を持って欲しい(マイナスの印象を与えたくない)人
事前に外壁の色合いのシュミレーションをする際におすすめのやり方で、クリアシュミレーションというやり方があります。
クリアシュミレーションは、実際に採用を考えているサンプル色の上にクリアシュミレーションを重ね合わせます。実物のサンプルと合わせますのでほぼイメージどうりの外観がその場で確認できます。

ベージュと相性の良い組み合わせ
次にベージュと相性の良い組み合わせをご紹介します。
ベージュと相性の良い組み合わせは下記のとおりです。付帯部や屋根、庭などの周りの色とマッチさせることも重要ですので、ご参考にしていただければ幸いです。
ベージュ×白色 | ![]() |
ベージュ×グレー | ![]() |
ベージュ×黒色 | ![]() |
ベージュ×茶色 | ![]() |
ベージュ×ピンク | ![]() |
基本的に赤・青・黄色といった原色のきつい色とはマッチせず、グレーや白などの控えめな色や茶色などの近い配色とマッチしやすいです。
ベージュ色の外壁塗装施工事例
ここからは、実際にベージュ色で施工した外壁塗装の事例をご紹介いたします。
R教会さま(オレンジ×ベージュ×ピンク)
遠くから見ても十字架と屋根が目立つよう、教会だとわかるようにオレンジ色にしました。
教会のイメージを大切に考えて基本色をベージュ系に仕上げて、ハイライト部分をピンク色でツートンカラーに仕上げてみました。R境界様からは「遠方からでも一目で教会とわかるようになりました」と言っていただけました。
R教会さま外壁塗装の色彩のバリエーション解説
今回、下記の点を意識して外壁塗装の色合いを決定しました。
- 遠方から見てもこの建物が印象に残る外観に仕上げる
- 優しいイメージを中心に色を決める
- 安心感のある雰囲気の外観の色使いに考慮する
- クリアシュミレーションを最大限利用する
今回印象に残りやすくするためにも、外観の中心部にハイライト色のパステルホワイトを中心にを外壁塗装の色分けを行いました。
上部(屋根の塗装をオレンジ系)を採用、下部(外壁の塗装を淡いピンク系)を採用することで、周囲から印象に残りやすい建物に代わります。
K様邸(ベージュ×オレンジタイルの組み合わせ)
K様邸です。3階部分の両サイドと、出窓のサッシ部分に白色を多く使用することにより周囲より目立てせてみました。平面の外壁をベージュ色にすることにより背景色として見せるようにします。
タイル部分にクリア塗装にすることにより、タイルをモザイク調でより落ち着いた印象になります。
K様邸さま外壁塗装の色彩のバリエーション解説
今回、下記の点を意識して外壁塗装の色合いを決定しました。
- 輸入住宅が気に入って購入されたので、当時の雰囲気を変えないで外壁塗装を仕上げてほしい。
- ナチュラル系の優しいタイルのイメージを生かしてほしい。
- せっかく外壁塗装するのなら、対応年数を15年以上の外壁塗装を対案してほしい。
- クリアシュミレーションを最大限利用する
外壁塗装は下部からトーンの濃い目の色から順番に、トーンの明るい外壁の色を選ぶと自然な配色になります。
印象に残りやすいためにも、下部の外壁塗装をオレンジ系、中心部をベージュ色、上部をホワイト色で外壁塗装の色分けをの行いました。
このように色合いを工夫することで、美観や与える印象もかなり異なりますので、色選びはとても重要です。
その他ベージュ系の外壁塗装施工事例
その他弊社で施工させていただいたベージュ系統の例です。
まとめ 外壁塗装のベージュ色の特徴
まとめです。今回は、外壁塗装におけるベージュ色の特徴やメリット・デメリットご紹介いたしました。
ベージュ色は、温かみ・優しい印象を与えられ、周囲にも馴染みやすいので失敗しない配色です。
反面、周囲に埋れやすいので、家を目立たせたい・インパクトを与えたい場合にはおすすめできません。
なお、弊社も大阪を中心に皆様のお家の外壁塗装工事をさせていただいております。
もし色選びで疑問点・ご相談などございましたら「ミズノライフクリエイト」にお越しいただけたらと思います。ご自宅の写真を持ってきていただけたら、カラーシュミレーションで色選びのシュミレーションもさせていただきます。
最後までご覧いただきありがとうございました。