【臭い・騒音の不安】外壁塗装で妊婦・赤ちゃんがいる場合の注意点

妊婦・赤ちゃんの不安解消外壁塗装の注意点

これから外壁塗装をしようと検討されている方で、妊婦の方や赤ちゃんがいらっしゃるご家庭で「今の時期に外壁塗装をしても問題ないのだろうか」と心配になる方もいらっしゃると思います。

妊婦がいらっしゃるご家庭の方で外壁塗装をする場合に注意しておきたいことは「騒音・臭い・人影などに悩まされやすい」いうことです。生まれて3か月未満のお子さんがいる場合においても同じことが言えます。

シンナー臭のしない水性塗料を使うなどいくつかの対策がありますが、いずれにしても妊婦・赤ちゃんがいることを伝えた上で親身に考えてくれる業者選びが重要です。

今回はこれまで大阪を中心に1万件以上の施工をしてきたミズノライフクリエイトが、妊婦の方や赤ちゃんがいる場合に注意しておきたい事柄や対応策についてご紹介します。

あくまで弊社の場合の解決策ですが、ご参考にしてください。

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赤ちゃん・妊婦がいる時に外壁塗装する場合の注意点

妊婦さんや赤ちゃんがいらっしゃる場合、通常時よりも臭いや音、周りの人に敏感になる傾向があります。

外壁塗装において、妊婦さんや赤ちゃんがいらっしゃるご家庭では、一般的に特に下記のような不安点が挙げられます。

  • 塗料の臭いで気分が悪くならないか心配
  • 騒音に敏感になりストレスにならないかが心配
  • 業者・人(人影)が家の周りで作業していることの心配

油性塗料のシンナー臭の問題とその対策

塗装工事中は、塗料のシンナーの臭いがどうしても発生します。

塗料特に有機溶剤(シンナー)の臭いは、臭いに敏感になっている妊婦さんにとって気持ち悪くなることもあります。また、赤ちゃんにも良い影響はありませんので注意が必要です。

対策としては、臭いを低減した水性塗料の利用を多用するようにします

シンナー臭の強い油性塗料と匂いが緩和な水性塗料

ほとんどが水性塗料を使用の様子

外壁塗装で利用する塗料には、水で希釈する水性塗料とシンナーで希釈する油性塗料があります。

シンナーのニオイが大きく影響するのは、油性塗料ですので、水性塗料を採用すると臭い問題を軽減できます。

基本的に油性塗料の方が水性塗料よりも性能は高いが取り扱いが難しく臭いもきついです。

一方、水性塗料の方が油性塗料よりも性能が低くなる傾向があります(現在は水性塗料でも十分な性能があります)が、臭いの影響が少なく安全です。

水性塗料油性塗料
メリット・塗料の臭いが油性塗料よりもきつくない
水分なので人体への影響が少なく安全
・乾燥時間が短い
(乾燥時間が湿度や気温に左右されにくい)
・密着性が水性塗料よりも高い
デメリット・乾燥時間が油性塗料よりも長い
(乾燥時間が湿度や気温にも左右されやすい)
・密着性が油性塗料よりもやや低い
・塗料の臭いが水性塗料よりもきつい
・人体や環境への配慮が必要
・引火性があるので火器に注意する必要がある

(参考)外壁塗装における水性塗料と油性塗料の違いとメリット・デメリット

■ 外壁塗装工事完成後に塗料の臭いは残るか

塗料の臭いが最も発生するのは塗装開始(中塗り)〜乾燥するまでの3日間程度ですが、敏感な方だと外壁塗装工事完了後にも若干の臭いが気になるかも知れません。

油性塗料の場合は工事完了からおおよそ1週間、水性塗料の場合はおおよそ3日間程度は少し臭いがするかも知れませんが、実家などに帰る場合はその辺りの日程も考慮しておくと良いと思います。

主要な水性塗料製品

下記は、外壁塗装の現場でよく使う水性塗料の例です。各塗料メーカーから色々な製品が販売されています。見積書に記載されている一般的な外壁塗料の商品名を記載させていただいております。

塗料名(メーカー名)備考
シリコン塗料オーデフレッシュSI-100III(日本ペイント)水性1液型
水性セラミシリコン(エスケー化研)水性1液型
ラジカル塗料パーフェクトトップ(日本ペイント)水性1液型
プレミアムシリコン(エスケー化研)水性1液型
フッ素塗料パワーオデフレッシュF(日本ペイント)水性2液型
オーデフレッシュF-100III(日本ペイント)水性1液型
水性セラタイトF(エスケー化研)水性1液型
無機塗料スーパームキコート(ジャパンカーボライン社)水性塗料
アプラウドシェラスターII(日本ペイント)水性2液型
パーフェクトセラミックトップG(日本ペイント)水性2液型
スーパーセラタイトF(エスケー化研)水性1液型

主要な油性塗料製品

下記の表は、外壁塗装のでよく使う油性塗料の例です。

これらの塗料は、できれば妊婦さんや赤ちゃんのいる家庭は避けた方がいいと思われます。

塗料名(メーカー名)備考
シリコン塗料ファインシリコンフレッシュ(日本ペイント)油性2液型
1液ファインシリコンセラUV(日本ペイント)油性1液型
クリーンマイルドシリコン(エスケー化研)油性2液型
ラジカル塗料ファインパーフェクトトップ(日本ペイント)油性1液型
フッ素塗料ファイン4Fセラミック(日本ペイント)油性2液型
1液ファインフッソUV(日本ペイント)油性1液型
クリーンマイルドフッ素(エスケー化研)油性1液型

見積書の外壁塗料の油性の塗料商品名が記載されていると、ご注意された方がいいと思えます。

ただし、水性塗料でも若干の臭いは発生するため気になる場合はマスクをする、一時的に実家などに避難するなどの対策も考えられると良いと思います。

外壁塗装工事中の騒音の問題点と対策

臭いの問題点の次に妊婦さんや赤ちゃんのいる家庭の注意した方がいいと思われるのは、騒音問題です。

主に「足場の設置・解体のタイミング」「外壁の高圧洗浄時のタイミング」で騒音が大きくなりがちです。

対策としては「足場設置」や「高圧洗浄中」は特定のタイミングになりますので、その期間中は一旦外出するなどの対応が考えられます。

騒音に注意の期間の説明

足場〜洗浄はおおよそ3日・足場解体におおよそ1日

高圧洗浄の様子

養生や足場の設置・洗浄などの工程は工事開始からおおよそ3日間、工事完了時の足場解体にはおおよそ1日かかります。

この間は実家に帰る・日中別の場所にいるなどすると騒音を避けることができます。

(参考)外壁塗装の工事の流れと期間を一級建築士が徹底解説

人(人影)の動向が気になる心配・問題と対策

外壁塗装工事の場合、外部や窓等にビニール養生をしたうえで、外壁に隣接して足場を設置して外壁塗装を行います。

作業する側にとってはなかなか気が付きにくいのですが、妊婦さんや赤ちゃんにとっては人影や作業者の打ち合わせの声が気になる。という方もと多くおられます。

ご自宅の2階や3階の窓やベランダに見える作業員の人影や会話などは、赤ちゃんや妊婦さんにとっては、大きなストレスになる場合もあります。

対策としては、担当者に事前に妊婦・赤ちゃんがいることをしっかりつたえて声の大きさに配慮してもらうことが重要です。

現場打合せ

一時的にホテル暮らしや実家帰り・延期も対策の一つ

ここまで、臭い・騒音・人影と声についての不安要素と対策についてお話ししましたが、影響を軽減することはできても0にすることは現実問題困難です。

妊婦の方でどうしても臭いが気になる・気持ちが悪いといった場合は、塗装期間中は実家に帰ったり、ホテル暮らしをするといった手段もあります。

また、生まれたてでまだ首が座っていない赤ちゃんがおられるなどの場合、外壁塗装の工事を延期することも視野に入れても良いかもしれません

もちろん、時期的に今塗装工事をやりたいという方もいらっしゃるとは思いますが、母子ともにデリケートな期間は一旦避けるという選択肢もあります。

集合住宅の外壁塗装の工事の場合、個人的な問題で工事の工程の無理は言い出しにくい場合の得策とはいいがたいのですが、避難や疎開(そかい)による一時的なホテル暮らしも、場合によってはいい場合も考えられます。

以前、近隣の方に薬物過敏症の方がおられたことがあります。「塗装の期間は疎開させるから工程表を教えてほしい」と言われたことがありました。

やはり、一時的に避難するのも一つの対策と言えます。

匂いに敏感な方は、工事完了後も1週間程度塗料の臭いを感じる可能性があるので、気になる場合はその辺りの日程も考慮しておくと良いと思います。

妊婦・赤ちゃんがいるご家庭は特に親身に相談できる業者選びが重要

妊婦・赤ちゃんがいらっしゃる・臭いや騒音が気になる方が外壁塗装を依頼する際の選び方のポイントは「親身に事情を相談できる外壁塗装会社」です。

安さ重視で機械的に工事を進めていく会社よりも、しっかりと騒音や臭いが発生するスケジュールを教えてくれたり、事情を考慮して塗料の選定(油性ではなく水性)してくれる業者がおすすめです。

これまでの施工実績が豊富で妊婦や赤ちゃんのいるご家庭での工事も対応した経験がある業者の場合、妊婦や赤ちゃんがいる場合のことを相談して親身に回答してくれる可能性も高いのではないかと思います。

外壁塗装契約前の打ち合わせで確認するべき10つのポイント

  • ショールームをもっているか
  • 建設業・塗装業などの資格・免許を持っているか
  • お客様担当者が契約前後で同じか
  • 雨漏れや外壁の劣化状況を調査してくれるか
  • 近隣挨拶はどのようにしてもらえるのか
  • 打ち合わせや重要事項・工程表などを書面化してくれるか
  • 見積書のしっかりとした説明があるか
  • 過去の施工事例などを交えて説明してくれるか
  • 事前に塗装の色合いの説明があるか
  • 建設工事保険はあるか

外壁塗装の契約前に確認したい項目について詳しくは「【外壁塗装打ち合わせ虎の巻】契約前に確認したい10項目」をご参照ください。

まとめ

まとめです。今回は、妊婦の方や赤ちゃんがいるご家庭で外壁塗装をする場合に注意しておきたい事柄や対応策についてご紹介しました。

主な注意事項は下記の通り。

  • 塗料の臭いで気分が悪くならないか心配
  • 騒音に敏感になりストレスにならないかが心配
  • 業者・人(人影)が家の周りで作業していることの心配

妊婦や赤ちゃんがいらっしゃるご家庭の場合、外壁塗装工事中の騒音・臭いに悩まされることも少なくありません。

いずれにしても妊婦・赤ちゃんがいらっしゃる・臭いや騒音が気になる方が外壁塗装を依頼する際の選び方のポイントは「親身に事情を相談できる外壁塗装会社」です。

具体的に確認しておきたい項目としては「【外壁塗装打ち合わせ虎の巻】契約前に確認したい10項目」をご参照ください。

なお、弊社も大阪を中心に皆様のお家の外壁塗装工事をさせていただいております。

もし外壁塗装工事で疑問点・ご相談などございましたら「ミズノライフクリエイト」にお越しいただけたらと思います。

最後までご覧いただきありがとうございました。

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