相見積もりの大きなメリットは、各塗装業者の見積もりを比較して最も安価な業者へ依頼することができることです。
最近では、外壁塗装の相見積もりサイトも増え、利用者にとって安く施工してくれる業者を探しやすくなりました。一見便利な相見積もりですが注意点もあります。
相見積もりの注意点は、価格中心の安い見積もりに目が行きがちになり、品質の高い施工をしてくれるかどうかはわからないという点です。
最近では、他社の工事でどこかしらご不満をお持ちになり、弊社にお声がかかるケースが増えています。
ここでは、これまで大阪を中心に1万件以上の施工をしてきた弊社が、失敗しない外壁塗装の相見積もり方法をご紹介します。
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目次
外壁塗装の相見積もりのメリットとデメリット
まずは最初に外壁塗装の相見積もりのメリットとデメリットをご紹介します。
大きなメリットは、工事内容と価格が妥当か、相場を確認することができることです。
特に、いきなりの訪問や電話営業で外壁塗装を提案された際はその工事内容と価格が妥当であるのか分かりませんが、相見積もりをすることで初心者でも相場感が把握できるので非常に便利です。
工事だけでなく、工事保険がつくのかどうかも確認しておきましょう。
反面、デメリットは、相見積もりをした数だけ、立ち合いをしたり断りの連絡など手間と労力がかかることです。
またどんな工事を依頼したいのか曖昧なまま、むやみやたらに相見積もりをして一番安いところにする、といった方法をとると肝心の工事内容で失敗することもあります。
メリット | デメリット |
---|---|
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ここでは、相見積もりをした際に確認したい3つのポイントをご紹介します。
外壁塗装の相見積もりをする前に準備すべき3つの項目
まずは、相見積もりをする前に依頼するための前準備をしておきましょう。
準備するべき項目としては、大きく下記の3つです。
■外壁塗装の相見積もり前に準備しておきたい項目
- 現状の家の状態の確認。築年数はいくらか?過去に工事したことはあるか?雨漏りがあるかなど。
家の図面があれば、図面も用意するようにしましょう。 - 希望の工事内容。定期的なメンテナンスだから今回は塗装だけで良いのか。もしくは外壁の劣化状態が気になるので、外壁の劣化診断や補修・雨漏り工事も含めて(提案して)欲しいのか。
- 塗装の方針。今回採用しようとしている塗料について、耐用年数を重視するか、コストパフォーマンスを重視するか、断熱性能など付加価値を重視するか。塗装の色(色あいを変えたいか、同じにしたいか)など。
(関連記事)【外壁劣化の種類は?】塗装で直せる壁と塗装だけでは直せない壁の違い
(関連記事)【外壁塗装の色選び】失敗しない色選びのコツを一級建築士が徹底解説
相見積もりは同じ条件で依頼することが大切です。
もちろん初心者が上記に挙げた項目を完璧に整理することは難しいかと思いますので、不明点は業者との打ち合わせ時に確認・質問すると良いと思います。
後から頻繁に内容変更の依頼をすると業者から嫌がられますので最初にある程度依頼したい内容や疑問点などを整理しておくことをおすすめします。
外壁塗装の相見積もりポータルサイト(一括見積もり)のメリット・デメリット
相見積もりをする際に、見積もりポータルサイト(一括見積もりサイト)を利用する人も最近では多くなってきました。一方、自分で調べていくつかの業者に直接連絡する方法もあります。
ここでは、見積もりポータルサイトと自分で探して依頼する方法のメリットデメリットをご紹介します。
メリット | デメリット | |
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自分で探して依頼する場合 |
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見積もりポータルサイトを活用する場合 |
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例えば、簡易な塗装工事であればポータルサイトで依頼した業者でも十分対応できると思います。
しかし、外壁の劣化が気になる・どの工事が必要になるか分からないなど、工事のレベルがどの位になるか分からない場合は、ポータルサイトで見つけた業者では対応仕切れない場合もあるので注意が必要です。
外壁塗装の一括見積もりサイトは、外壁塗装や屋根塗装、防水工事などをしたいときに、複数の業者に一括で見積もり依頼ができるポータルサイトです。
一括見積もりサイトについての詳細は「外壁塗装一括見積もりサイトのメリットデメリットを一級建築士が解説」で詳しく解説していますんで、一括見積もりサイトを利用したい方は合わせてご参照ください。
外壁塗装の見積り時打ち合せで確認しておきたい4つのポイント
見積もりをする準備ができたら、外壁業者に見積もりをしましょう。
工事完了後に後悔しないためにも、見積もり時には少なくとも下記の点は事前に確認しておきましょう。
■見積もりの際に確認しておきたいこと
- 現地調査や質問事項にどこまで対応してくれているか
- 見積価格だけでなく工事内容の詳細を把握しているか
- 工事の打ち合わせ・工事内容の書類を作ってもらえるか
- 工事スタートから完了まで担当者が同じか
【ポイント1】見積時の点検や質問事項にどこまで対応してくれているか
一つ目のポイントは、見積時の点検や質問事項にどこまで対応してくれているかです。
外壁塗装の見積もりを依頼すると、まずは業者側が現地調査のためにご自宅がどのような状態になっているかを確認しにきます。
しっかりした業者の場合は、外壁の状態確認のほか、施主様に図面の確認やどこまでの工事を希望しているか、あるいはどこまで工事した方がおすすめかなどヒアリング・アドバイスしてくれます。
逆に短時間であっさり見て回って施主様に現状ヒアリングをちゃんとしなかったり、施主様からの質問をはぐらかしたりしている場合は、要注意です。
このような場合は、見積価格が安くてもあとから工事内容で不満が出る可能性があるので、避けた方が良いかもしれません。
【ポイント2】見積価格だけでなく工事内容の詳細を把握しているか
二つ目のポイントは、合計価格だけではなく記載の工事内容の詳細も必ず確認しておくことです。
外壁の工事価格はもちろん大切です。しかし、工事内容も大事なチェック項目です。施工に対する勘違い、理解不足によるトラブルのご相談をお伺いすることがよくあります。
■最低限把握しておきたい工事内容の確認項目
- 塗装の種類は(シリコン?フッ素?ガイナ?)
- 塗装は何回塗りか(下塗りはあるか)
- (外壁劣化が激しい場合は)劣化の補修工事も工事内容に含まれているか
- 外壁の洗浄は高圧洗浄だけなのか、(外壁の汚れが激しい場合)バイオ洗浄も含まれているのか
- コーキングの工事があるか、コーキング材・種類の記載があるのか
施工の概要をはじめ、下塗・中塗・上塗・補修方法などお客様自身でしっかりご確認したうえで、依頼すれば被害を最小限に防がれると思います。
特に最近では「大型値引き・契約誘導の営業トーク」もよく見受けられます。
営業トークに惑わされずに内容そのもののご確認をご納得のいくまで行われる方が良いかと思います。
なお、見積書の見方や内訳については「【外壁塗装の見積もり総まとめ】見積書例と項目や内訳を徹底解説」をご参照ください。
(関連記事)外壁塗装におけるバイオ洗浄の役割・特徴とメリット デメリット
(関連記事)【外壁塗装の塗料の選び方総まとめ】一級建築士が塗料選びのコツを解説
(関連記事)【外壁塗装の基本3回塗り】下塗り・中塗り・上塗りの役割と必要性
【ポイント3】工事に関する打ち合わせ書類を作ってもらえるか
3つ目のポイントは工事の内容がわかる打ち合わせ書類を作ってもらえるかどうかです。
見積を説明する営業マンが実際の工事をするわけではなく、「当初の説明内容と工事内容が違っていた」というケースもあります。
口約束はアテにできませんし、メモや落書きではトラブルの予防としては不十分です。
工事に関する打ち合わせでをしたら、書面で日付とサインを交わしましょう。
【ポイント4】工事スタートから完了まで担当者が同じか
4つ目のポイントは、工事スタートから完了までお客様担当者が同じかどうかです。
残念ながら業者丸投げの会社も存在し、工事の着手の段階から、人任せ・職人まかせになることもあります。
書類もなく、指示も曖昧な場合、業者間でのミスコミュニケーションも発生しやすくなります。
結果、「最初に言っていたことと、やっていることが違うじゃないか」という事態もよく起こってしまっているのが現状です。
工事スタートから完了まで担当者が同じか、同じでない場合は誰が担当するのか、必ずご確認をしましょう。
なお、契約前の打ち合わせで確認するべき項目については「【外壁塗装打ち合わせ虎の巻】契約前に確認したい10項目」で詳しく説明していますので、これから打ち合わせを行う予定の方はあわせてご参考いただけると幸いです。
相見積もりの場合は、素直に相見積もりの結果よそにすることにしましたと言っても問題ありません。
業者も断られることに慣れているので基本的に気にすることはないです。逆に依頼する流れになっているまま連絡しないなどはやめておきましょう。
なお、相見積もりなどで、他の業者に依頼する場合などは、断りのご連絡を入れるようにしましょう。
また、ハウスメーカー・リフォーム店・塗装会社など業者のタイプによって、見積や工事内容に傾向があります。以下に、3社タイプ別の工事内容と価格の特徴をご紹介していきます。
3社タイプ別外壁塗装の特徴
以下は、大手ハウスメーカー、リフォーム専門店、塗装会社の3社タイプ別工事内容と価格の特徴ですそれぞれの特徴を把握した上で工事を依頼するのがおすすめです。
タイプ | 価格 | 品質管理 | 工事する主体 |
---|---|---|---|
大手ハウスメーカー | △ 高い | ◎ 高い(大手ハウスメーカーが自社基準でチェック) | 基本的に下請け会社に丸投げ |
リフォーム専門店 | ○ 普通 | ○ 普通(リフォーム専門店が自社基準でチェック。外装工事には基準のばらつきあり) | 下請け会社に丸投げの場合もあれば自社施工の場合もある |
塗装会社 | ◎ 安い | ○バラツキがある(自社完結のため、職人任せのリスクがある) | 自社 |
大手住宅メーカー(ハウスメーカー)の特徴と注意点
大手住宅メーカー(ハウスメーカー)の場合、中間マージンが発生して費用が高い目になることが特徴です。
保証がしっかりしている一方、下請業者に任せているため
「見積金額 = 下請け業者見積 × 50~30%上乗せ」
になります。単独で請け負う会社よりも見積もりは高くなる傾向にあります。
また、ハウスメーカー担当者と下請け会社(塗装業者)間のコミュニケーションがしっかりしていないと、お客様が当初想定していたスケジュール・内容と認識が違っていたというリスクがあります。
■大手住宅メーカー(ハウスメーカー)の特徴
- 各協力業者に依頼して多岐にわたる工事が対応可能
- 会社によっては、自社の工事管理者不在で業者丸投げの工事になる場合もある
- ハウスメーカーの中間マージンが発生するため、費用は高くなる傾向がある
- 会社によっては、第三者の工事保証がなく自社保証だけの場合がある(要確認)
塗装会社の特徴
塗装だけの工事だけで十分な場合は、塗装専門店が比較的安価で技術も高いことが多いので良いかもしれません。
塗装工事だけで十分とは、これまで外壁塗装を8~10年毎にされている場合など定期的なメンテナンスしている家が該当します。
ただし、10年以上建物のメンテナンスをしていない状態での外壁塗装であれば、塗装業者単独でカバーできない補修工事がでてくることがありますので、塗装以外の診断・工事が適切にできるのかに注意が必要です。
外壁の建材は、永久消費材ではなく耐久消費材であり、10年をめどに劣化がかなり進んでいきます。そういった補修は外壁の工事は塗装だけでは完結しません。
具体的にいうと、外壁の工種(仕事)は概ね8業者です。
- 足場業者
- 板金業者 (サイディング・水切り板金工事)
- 大工 (下地・造作工事)
- 左官業者 (下地・仕上げ工事)
- サッシ業者 (窓周り工事)
- コーキング業者 (窓周り・目地工事)
- 防水業者 (ベランダ・屋上防水工事)
- 塗装業者
塗装は(8)の工種になりますが、塗装以外の補修が必要な際に補修工事を専門業者に依頼をしているか確認しておいた方が良いでしょう。
以下は、最近特に多い外壁塗装の見積依頼で伺わせていただいたお宅の現状です。
外壁劣化しているお家の例
4つの現場の写真はいずれも雨漏ですが、ほとんどの塗装だけでは補修できない劣化です。
お客様は、「外壁塗装の見積もりだけで 外壁の雨もれ、劣化の話は何もしてもらえなかった。」と言われていました。
せっかくの高価な工事が、塗り替えのみの応急処置的な工事になっていないかにも目を向けていただけたらと切に考えています。
■塗装専門店の特徴
- 自社施工のため比較的安価な工事が対応可能
- 塗装以外の補修工事の対応が適切にできるのかは確認が必要
- (個々の外壁の劣化状態にかかわらず)提案・見積もりが塗装中心になりがち
- 会社によっては、第三者の工事保証がなく自社保証だけの場合がある(要確認)
リフォーム専門店の特徴
内装・外装と幅広くリフォームの業務を行っているので、塗装だけではなくリフォームもできるのが特徴です。
内装リフォームと合わせて外壁塗装・外装リフォームもしたい場合はリフォーム専門店に依頼するとスムーズです。
気をつけるべき点としては、内装リフォームは得意だけれど外装のリフォームはあまり得意ではないところもある点に注意です。
また、内装リフォームと比べると外装リフォームは後回しになりがちですので、できれば、外壁塗装についても専門的な知識や経験があるのか質問などして確認しておくと良いかと思います。
まとめ 外壁塗装の相見積もりをうまく活用しよう
まとめです。今回は、失敗しない外壁塗装の相見積もりの考え方についてご紹介しました。
相見積もりの大きなメリットは、各塗装業者の見積もりを比較して最も安価な業者へ依頼することができるこです。
反面価格の安さだけに目が行きがちになってしまうため、相見積もりの際は工事内容も把握して、品質の高い施工をしてくれるかどうの視点も重要視することが大切です。
なお、弊社ミズノライフクリエイトでもこれまで大阪を中心に1万件以上の施工をしてきました。
弊社では、一級建築士、非破壊検査技師、一級施工管理技士等々の国家試験に合格した専門のスタッフが、建物の状況を一軒一軒診断した上で「外壁塗装」を行います。
同価格帯の最も質の高い外壁塗装工事を理念に下記の項目を意識して活動しております。
- 同じ内容の工事で価格でお得(コストパフォーマンス高い)、工事の適正価格、工事の保証
- 業者丸投げではない工事の管理
- 打ち合わせ内容の確認事項の徹底
- サービス質、お客様の不安の解消のチェック項目の徹底
大阪で外壁塗装をお考えならミズノライフクリエイトもご検討いただけましたら幸いです。
今回は以上になります。最後までご覧いただきありがとうございました。