【要注意】外壁塗装でよくある手抜きトラブル事例と対処法

外壁塗装でよくある手抜きトラブル事例と対処法

これから外壁塗装をしようと検討されている方で、外壁塗装の手抜き工事が不安なかたもいらっしゃるのではないでしょうか??

残念なことに、外装リフォーム・外壁塗装はリフォームの中でも手抜きやトラブルが起きやすいのが現状です。

今回のコラムについて、「弊社一級建築士の外壁相談依頼」の実例と弊社の施工事例を載せさせていただいております。

以前よりも少なくなってきたとはいえいまだ悪徳業者も存在します。

そこでここでは、これまで大阪を中心に1万件以上の施工をしてきた外壁塗装専門店である弊社が、外壁塗装の手抜き工事事例についてご紹介します。

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外壁塗装工事でよくある手抜き事例

この章では、塗装工事でよくある手抜きの実例を書かせていただきます。

足場の手抜き事例

一つ目は足場の手抜きです。

「どうせ撤去してしまうのだから、足場はそんなに気にしなくてもいいのでは?」と思っている方も多いのではないでしょうか。

まず知ってほしいのは、近隣のトラブルが起こりやすいがも足場工事になります。後々近所の方と気まずい関係にならないように次の点に注意しましょう。

 

①:足場のサイズ不足で近隣の車や通行人に塗料が飛散した。

一つ目は足場のサイズ不足で近隣の車や通行人に塗料が飛散したという例です。

足場にも塗料の飛散防止や、工具の落下防止には足場の高さが重要になります。養生シートが十分な施工されていない場合など注意が必要です。

 

②:警備員が配備されていなく、適当に工事が進んでいた。

2つ目が警備員が配備されていなく、適当に工事が進んでいたという例です。

私道や生活道路に面しているところまで及ぶ場合は、通学の児童誘導や通勤の車の交通整理よるトラブル防止には、警備員の配備は必要になります。

また人や車の移動の区切りには、カラーコーンによるバリケードの設置を行って、工事と一般の方の分離をここる掛けていることが重要です。

 

③:道路に面しているのに道路使用許可をとっていなかった。

3つ目は、道路に面しているのに道路使用許可をとっていなかったという例です。

公道に面している、建物に足場の設置を行う場合は、道路の使用許可が必要です。警察と公営所から許可をいただいてから足場の設置を行います。

万が一場合、通行の自動車が、足場に接触したり、不審者が登ってトラブルになっても、責めにきすることもなく、最低の法的手続きを行っておく必要があります。

足場が公道まで出てしまう場合はよくあります。万一の事故などに備えて道路使用許可・道路占用許可がないといざというときに大変なことになります。

 

 

④:高圧線や引き込み線(電線)に防護管がない。

4つ目は、高圧線や引き込み線(電線)に防護管がないという例です。

家庭の電気の引き込み線は高圧の場合、電柱に6600ボルトの電流が流れている場合があります(都会の場合約2~3本に1本設置されています)。

外壁塗装の場合、鋼管足場を使用します。塗装職人や施主が接触するととても危険な事態になります。

 

直接目に見える塗装部分ではないので、足場の費用はできれば押さえたいと言われる方も多くおられます。

しかし、足場の手抜きは大きな事故につながる可能性もあり、一旦事故やトラブルが発生すれば工事どころではなくなってしまいます。足場の工事はとても重要です。

 

コーキングの手抜き事例

次にご紹介するのがコーキングの手抜き事例です。

コーキンギ工事は外壁塗装の寿命に大きく影響します。上から塗装すれば、わからないという業者にあたってしまうと、外壁塗装の対応年数に大きく影響を与えます。

①:コーキングの撤去せずただ上塗りしているコーキング工事

窯業系サイディングの場合、既設コーキングの撤去+新設コーキングの場合がよくありますが、この場合既設コーキングの撤去は不可欠です。

しかし既存コーキングの撤去処理をされずに増し打ちコーキングがされていた家を見たことがあります。

 

②:コーキング用養生テープ(マスカー)を使用せずにコーキングの工事が進められていた

二つ目はコーキング用養生テープ(マスカー)を使用せずにコーキングの工事が進められていた例です。

以下は、いずれ上から塗装するのだからなのか、マスキングテープを張らずに適当にコーキング工事を行っていたと思われる事例です。コーキング材が外壁まではみ出しています。

③:コーキング材の施工不良の様子

3つ目が、コーキング材の施工不良の様子です。

下記は、コーキング材の途中で、工事を終わらせていたと思われる事例です。

コーキング工事は塗装工事の工程がはじまると、隠れてしまいます。コーキング工事の途中からのチェックが必要です。

 

 

下地処理の手抜き事例

次に、塗装の下地処理の手抜き事例です。

塗装工事の前には、塗料を定着させるための下地処理行う工程があります。

塗料のカタログには下地処理用の塗料が記載されており、下地塗料の選定は大切です。

 

①:パッチテスト(塗料の剥離テスト)の省略

一つ目はパッチテストの省略です(厳密にはパッチテストの未実施が手抜きとまでは言えませんが、弊社はより丁寧に施工するため必ず実施しています。)

既存の外壁の状態(材質・劣化状態・既存塗料)によって、まれに相性問題が起きてあとから剥離といったトラブルが起きることがあります。そういったトラブルを防ぐためにパッチテストは有効です。

 

②:樋のつまりの劣化対応の手抜き

樋のつまりはよくあります。またカラーベストが劣化(約15年以上)の場合、高圧洗浄で洗浄すると、表面の塗装が樋に堆積する場合があります。その場合は樋の掃除が必要になります。

 

③:外壁のひび割れや雨漏れ補修の手抜き

三つ目は外壁のひび割れや雨漏れは原因の補修の手抜きです。

厳密には塗装そのものの工事ではありませんが、雨漏れが発生している・雨漏れ予備軍状態にまで劣化した外壁の場合、補修作業は必ず必要です。

外壁の補修は、できれば目立たないように行いたいものです。適当に補修して補修跡が目立って美観を損ねている例もありました。クラック(ひび割れ)をできるだけわかりにくく仕上げます。

 

塗装の手抜き事例

最後に、塗装の手抜きを事例です。

塗料のカタログには、外壁の種類、塗料の相性、気温、希釈、オープンタイム(乾燥時間)等々記載されています。

このように塗料の説明を必ず確認することをおすすめします。現場管理者が塗装業者の場合が一番起こりやすいです。

①:現場管理者不在の塗装現場(職人任せの現場は注意)

現場管理者(または担当者)が全く現場に現れずに進行する塗装工事は要注意です。

言った言わないのトラブル・契約範囲内の工事内容が守られていないなどのトラブルがあったとよくご相談を受けたことがあります。

弊社では要所要所でお客様にできれば立ち会っていただいたり、写真等で状況説明を行っています。

当初の工程どうりに、工事が進行しているか?

工事の工程表どうりに工事が進んでいるか?工事の進行が早く進んでいる場合は、確認した方がいいと思います。

 

 

③:適切な塗装を実施していない)事例

次に、適切な塗装を実施していない事例です。

築15年~の外壁の状態は、3回塗りでは無理で、下塗りを2回以上行って4回塗りという場合もよくあります。

外壁の亀裂や劣化の激しい場合は、下地の柄(テクスチャー)を変える場合があります。

 

このように、下地の劣化を目立たないように、柄(テクスチャー)を大きくすることにより、亀裂や劣化を目立ちにくくします。

(補足)その他箇所・付帯部補修の事例

最後にその他箇所・付帯部補修の事例です。

厳密にいうと塗装ではありませんが、外壁・屋根全体の劣化を直してくれると思って契約をしたのに、実は含まれていなかったというご相談を受けたことあり、見落としやすいので要注意です。

基本工事に含まれている会社ならいいのですが、別途追加となると困りますので、事前に確認しましょう。

①:化粧額の劣化の補修工事

外壁の窯業系サイディングの継ぎ目に、化粧額等で見切りをしている建物がよくあります。外壁の塗装のタイミングの時点で劣化している場合の確認が必要です。

 

②:テラス(取付下地のコーキング)や樋の一時撤去や下地塗装やコーキング処理

テラスのアクリル板やポリカ版は撤去か、再利用してもかまわないので、下地までしっかり塗装やコーキングを行います。

 

③:屋根(カラーベスト)の笠木の釘の処理

屋根の板金の笠木は、釘止めが基本です。釘の頭が飛びだしている場合もよくあります。またコーキングで養生すればより効果があります。

付帯部・金属部分の塗装やその他の箇所の塗装・補修工事は見落としがちなので、今回の工事の対象なのか対象でないのか契約前に確認しておきましょう。

 

優良業者の見分け方

参考までに優良業者の見分け方についてご紹介します。

最近では塗装業者でホームページがない会社はほとんどありません。施工事例などを確認して、工事を任せる塗装会社の工事内容や施工方法など必ず確認しましょう。

① :資格や免許を持っている・提示してくれる業者

塗装でも一定の規模になると建設業の免許や許可は必要です。社会的にもおおきな責任をもっています。登録許可があるか資格があるか確認しておきましょう。

また、万一の場合に備え工事保険に加入しているかなどもしっかりリスク管理しているかどうかを見極めるポイントだと思います。

 

② :瑕疵保険・アフターメンテナンスをしっかり説明してくれる業者

工事終了のアフターメンテナンスはと手も重要です。

極端な話、なにも問題が起こらなければ、今回ご紹介した項目は気にしなくてもかまわないのです

しかし残念ながら、無資格の業者の事故やトラブルは後が立ちません。瑕疵保険やアフターメンテナンスの確認は行いましょう。

 

③ :ホームページにしっかりと顔出し・情報発信している会社

ミズノライフクリエイト 事務所外観

ホームページにしっかりと顔出し・情報発信している会社かどうかも重要な視点だと思います。

一般的に特に無資格・いい加減な業者はインターネットなど表にあまり顔や事務所を公開したがりません。

ホームページ上でその会社がどのような考え方で外壁塗装工事に取り組まれているかを情報をしっかり収集しましょう。

 

弊社の塗装品質維持への取り組み

弊社では、外壁塗装の品質維持のため下記のような取り組みを実施しています。

ここでは、高品質な外壁塗装を実現するためのミズノライフクリエイトの6つのこだわりをご紹介します。

ミズノライフクリエイトの6つのこだわり

  1. 【外壁診断】一級建築士などの国家資格保有者による外壁劣化の徹底調査
  2. 【詳細資料】工程表・報告書など書面化によるお客様との密なコミュニケーション
  3. 【下地処理】付着性能テスト・ケレン作業による塗装剥離予防
  4. 【外壁洗浄】外壁洗浄剤を使った高圧洗浄による塗料付着力向上
  5. 【塗装の品質】熟練塗装職人がメーカー仕様に沿った入念な3回塗り
  6. 【品質チェック】職人+管理者によるダブルチェックでトラブル防止

(※)詳細は「ミズノライフクリエイトの6つのこだわり | 初めての方へ」をご覧ください。

 

弊社では、有資格者や管理者による二重チェックなど品質担保維持に力を入れています。

実際、しっかりと品質を担保しようと思うと、一般的に外壁塗装の工事の費用のうち約50%以上が人件費がかかってきます。この人件費の部分の作業は値引きの対象になりがちですが、ここが品質担保のためには重要な要素ですので安易な値引きトークには注意が必要です。

(関連記事)【外壁塗装の見積もり・費用相場はいくら?】業者の立場から徹底解説

 

まとめ

まとめです。今回は、外壁塗装で代表的な手抜き工事事例についてご紹介しました。

価格の一番安い業者や塗料の性能・条件だけで契約してしまったという方が、困ってよく弊社にご相談されることがあります。

残念なことに、以前よりも少なくなってきたとはいえいまだ悪徳業者も存在しますし、外装リフォーム・外壁塗装はリフォームの中でも手抜きやトラブルが起きやすいのが現状です。

外壁塗装工事の大半を占めるのは人件費です。外壁塗装における自己防衛はやはり外壁塗装について一般の方でも調べたり勉強することだと思います。

また一般の方でも外壁塗装の基本知識をつければ、業者に注意したり、契約条件によるトラブルの泣き寝入りも予防できます。

なお、弊社は大阪を中心に外壁塗装工事を行っておりますので、もし外壁塗装工事で疑問点・ご相談などございましたら「ミズノライフクリエイト」にお越しいただけたらと思います。

最後までご覧いただきありがとうございました。

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