「そろそろ外壁塗装を考えているけど、せっかくだから今風のお洒落な色に変えようかなあ?」
外壁塗装を考える際、耐久性能・断熱性能などの塗料性能も大事ですが、「せっかくだからこの際、自分の住まいの美観をもっとよくしたい・雰囲気を変えてみたい」と考える方も多いのではないでしょうか。
いくら塗装工事が無事完了したとしても、「自分の家の外壁が前より美しくなくなった」となると、せっかくの外壁塗装も台無しです。
そこでここではこれまで施工実績1万以上の弊社が、失敗しない色選びのコツをご紹介したいと思います。
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色選びのよくある失敗例
まずは外壁塗装で色選びの際によくある失敗例をご紹介します。
よくある失敗例として下記がよくあります。
- 最初に思っていた色と出来上がった色が違う
- 窓や雨樋などの付帯部とのバランスがおかしい
- 周りの景観とのバランスがおかしい
ここでは、まずよくある失敗例を説明していきます。
【失敗例1】最初に思っていた色と出来上がった色が違う
一つ目は、「最初にイメージしていた色と実際に出来上がった色が違う」という点です。
「自分が思っていたよりも派手すぎた・地味すぎた」というのもよくある事例です。
- 出来上がりの色が派手すぎた・濃すぎた・強すぎた
- 出来上がりの色が地味すぎた・薄すぎた・弱すぎた
塗装前にソフトウェアを使ったカラーシュミレーションを行うこともあります。
しかし、ソフトウェアを使ったカラーシュミレーションの場合、パソコンのディスプレイ解像度・コントラスト・色味やや、プリンターの性能によるレベルのちょっとした違いでもイメージが大きく変わることがあります。
ですから、カラーシミュレーションに頼りすぎる・100%信頼するのも少し危険です。
【失敗例2】窓や雨樋などの付帯部とのバランスがおかしい
二つ目は、「窓や雨樋などの付帯部とのバランスがおかしい」という点です。
例えば外壁が赤色で付帯部が青色など各部分単体は綺麗でも家全体で見るとアンバランスになります。
色選びは、外壁だけでなく、家全体のバランスで考える必要もあります。
【失敗例3】周りの景観とのバランスがおかしい
三つ目は、「周りの景観とのバランスがおかしい」という点です。
二つ目は自分の家の中での色のバランスの話でしたが、今回は自分の家以外の近隣も含めた色のバランスの話です。
自分の家だけはなく、近隣の家や周りの景観とのバランスでも考えることも重要です。
失敗しないための色選びのコツ・対策
前述の通り外壁塗装の色選びではコツを知らないと失敗してしまうという事例もよくあります。
カラーシュミレーションも完璧ではなく、シュミレーションの色合いと実際の色のイメージが異なるところもよくあります。
ここでは、色選びに失敗しないためのコツ・方法をご紹介します。
【色選びのコツ1】クリアシュミレーションを使って事前に色合いを確かめる
事前に外壁の色合いのシュミレーションをする際におすすめのやり方で、クリアシュミレーションというやり方があります。
クリアシュミレーションは、実際に採用を考えているサンプル色の上にクリアシュミレーションを重ね合わせます。実物のサンプルと合わせますのでほぼイメージどうりの外観がその場で確認できます。
クリアシュミレーションのやり方
- 実際のご希望の色を塗料メーカーに調色のサンプルを依頼します。
- クリアシュミレーションを作成します(窓・ドア等を残して建物だけを切り取ります)
- ご希望の塗料サンプルを各塗料メーカーから取り寄せします(オーダーカラー等は有料になります)
- 塗料サンプル+クリアシュミレーションを合わせます。
【色選びのコツ2】付帯部と色を合わせる
色選びのコツ2つ目は、付帯部と外壁の色を合わせるです。
付帯部と外壁の色を合わせることで、全体的に統一感のある美観になります。
下記は外壁と付帯部を白色に統一させた例です。外観の色にアクセントをなくすことに重点を置いています。サッシ廻り、雨水用配管、等々を白色に統一しています。
サッシ廻り、雨水用配管、手すり、軒天等々建物全体のイメージは施主のご希望より白色に仕上げています。
さらに、ハイライト部に金属の素地を使っています。全体を白色ばかりではなく水切りや笠木の板金をあえて、外観にアクセントとしてうまく使いこなすことで全体のメリハリがバランスよくなりました。
建物自体の仕上がりがよくなることにより、植栽との雰囲気も違和感がなく仕上がっています。
【色選びのコツ3】周りの景観とのバランスをイメージする
色選びのコツ3つ目は、周りの景観と外壁の色のバランスをイメージするです。
(色彩検定のテキストを参考に説明させていただきます)
下記は環境と調和させるカラーバージョンです。それぞれの中央の建物の壁面の色を、上から高明度のアイボリー、中明度のカーキー、低明度のバーントアンバーとしました。
この三つで街並みの明るさ感を確認してみると、上段は高明度のアイボリーが両隣より明るいため、街並みに軽快なイメージを与えています。
中段は中明度のカーキーが両隣とほぼ同じ程度の明るさであるため、街並みに均一な調和を感じさせます。
下段の低明度のバーントアンバーは暗さの中にも落ち着きがあり、穏やかな調和を感じさせます。
日本の伝統的な街並みを例にとってみると、明度の高い明るい色を使うと周囲から浮いてしまい違和感を感じるのですが、明度が低い暗い色を使うと古い街並みに同調して景観の質を高めることがあります。
このように、街並みをどのような印象にするかは、まず周囲の状況を十分に確認してから行う必要があります。
よくある色とその特徴
ここでは、外壁塗装でよく使う色とその特徴を簡単にご紹介します。
たとえば青はクール、赤は情熱、といったように色によって人が感じる印象も異なるので、色の与えるイメージで色選びをするのもよくある方法です。
色の種類 | その色からイメージされるもの | その色がもつイメージ |
---|---|---|
ベージュ | 羊毛/ウール・肌・レンガなど | 温かみ、優しさ、親近感、落ち着き、安心感、穏やか |
白 | 雪、雲、アイスクリーム、もち、ドレスなど | 純粋、清潔、きれい、軽いなど |
灰色 | ねずみ、曇、コンクリート、冬など | 大人っぽい、おしゃれ、上品な、高貴ななど |
黒 | 闇、夜、髪の毛、カラス、墨など | 暗い、重い、シック、高級ななど |
赤色 | 太陽、血、口紅、リンゴなど | 熱い、派手、情熱的、危険など |
オレンジ | みかん、太陽、夕日、かぼちゃなど | 暖かい、陽気、楽しい、派手など |
黄色 | 光、太陽、タンポポ、レモンなど | 明るい、派手、目立つ、注意など |
緑 | 草、木、葉、森林、自然など | 若々しい、さわやか、安全、平和など |
青 | 空、海、水、湖など | さわやか、澄んだ、寒い、静かななど |
紫 | ブドウ、スミレ、ラベンダー、着物など | 高貴な、大人っぽい、おしゃれ、上品ななど |
ピンク | 桃、桜、春、赤ちゃんなど | 女性的な、柔らかい、甘い、かわいいなど |
茶色 | 木、秋、チョコレート、レンガ、落ち葉など | 落ち着いた、地味な、渋い、大人っぽいなど |
ここでは定番カラーのホワイト・ベージュ・アイボリーを始め、根強い人気のグレー(灰色)やブラウン(茶色)、こだわりのある人向けのブラック(黒色)や青色ネイビーをご紹介いたします。
白色・ホワイト色の外壁塗装例
外観に主張を入れずに外壁塗装の配色を考えホワイト色を用いました。
下記は有名デザイナーさんの設計で遠くから見ても、十分な存在感抜群の仕上りになっています。白色を使いながら『外観(外壁塗装)を目立たせることに成功した』例です。
(関連記事)【外壁塗装の人気色ホワイト】白色の施工事例画像と特徴を徹底解説
アイボリー色の外壁塗装例
下記の物件は、周辺環境を意識して、アイボリーとブラウン(茶色)を組み合わせたツートンカラーの事例です。
意匠性(デザイン)の目立つ場合や凹凸の大きい建物のハイライト部に濃淡を大きく色分(ツートンカラー)を行うことにより、周囲の環境から違和感がなく見えます。
また素材やテクスチャー(柄)などの変化と色分けを行うとにより上品に仕上がってきます。
(関連記事)【外壁塗装の人気色アイボリー】アイボリーの施工事例画像と特徴を徹底解説
ベージュ系の外壁塗装施工事例
下記はベージュの施工事例です。
和風・洋風問わず、周囲の家や公園、木・庭などとなじみやすいため、赤や青などの原色系と違って悪く目立ってしまうリスクが低いので、人気の外壁塗装色でもあります。
個性を出すという色調ではなく、比較的周囲と和するイメージが強い、色調と言えます。
(関連記事)【外壁塗装の人気色ベージュ】ベージュの施工事例画像と特徴を徹底解説
グレー(灰色)系の外壁塗装事例
住宅地にある病院の外観(外壁塗装)にグレー系の色合いを採用した例です。
大手ゼネコンの建築だけあって外観の重厚な感じとグレー系の色合いが、環境(周囲)と組み合わさって溶け込んでいるのが分かります。
都会の住宅地にも存在感を持たせることができるので、病院の建築物にはグレー系の外観はお勧めです。
(関連記事)【外壁塗装グレー(灰色)】グレーの施工事例画像と特徴を徹底解説
茶色(ブラウン)系の外壁塗装事例
下記は茶×ベージュで組み合わせた外壁塗装例です。この施主様は美容室を経営されており、こげ茶(艶あり)とモザイクタイルの組み合わせました。
(関連記事)【ブラウン色】外壁塗装の茶色(こげ茶)の施工事例画像と特徴を徹底解説
黒色(ブラック)系の外壁塗装事例
下記は、ブラック(黒色)をメインに選択して、ホワイト(白色)を部分に合わせたツートンの施工事例です。ブラック(黒色)のインパクトが白色と組み合わされることで緩和しています。
(関連記事)【重厚な仕上がりに】外壁塗装のブラック(黒色)の施工事例画像や特徴
青色・ネイビー系の外壁塗装事例
下記は、青色・ネイビー×ホワイトで仕上げた外壁塗装例です。
外壁塗装の色においては、H様のこだわりがあることもあり「ネイビー×ホワイト」のツートンカラー(色分け)に決まりました。
(関連記事)【クールでお洒落に】外壁塗装の青色・ネイビーの施工事例画像や特徴
ここでは割愛しますが、外壁塗装で人気の色について「https://mizuno-paint.osaka/gaiheki-color-ranking/」で詳しく説明していますので合わせてご覧ください。
ツートンやその他のお洒落な外壁塗装例
サッシの色とのバランスを考慮したカラーコーディネイト
ホワイト色のアルミサッシ枠を基準に外壁塗装をコーディネートしています。壁全体をベージュ系で仕上げて、優しい感じの外壁に仕上げてみました。
R教会さまツートンカラー
遠くから見ても十字架と屋根が目立つよう、教会だとわかるようにオレンジ色にしました。
教会のイメージを大切に考えて基本色をベージュ系に仕上げて、ハイライト部分をピンク色でツートンカラーに仕上げてみました。結果、遠方からでも一目で教会とわかるようになりました、と言っていただけました。
(関連記事)【外壁塗装ツートンカラー】ツートン施工事例画像や注意点・組み合わせ
このように色合いを工夫することで、美観や与える印象もかなり異なりますので、色選びはとても重要です。
艶ありと艶なしによる仕上がりの違いについて
外壁塗装用の塗料には、艶ありと艶なしがあり、メリットデメリットも異なりますので押さえておきましょう。
塗料には「艶なし」「3分艶」「5分艶」「7分艶」「艶あり」と5段階の艶に分類がされています。
艶ありは光源から正反射した光が視覚に多く感じ取るため、ピカピカしているように輝いて見えます。
艶なしの外壁塗装は光を乱反射させるため、直接人体の目に入ってくる光の量が乱反射から少なくなります。
艶あり艶なしのメリット・デメリット
艶ありと艶なしのメリット・デメリットは下記の通りです。
艶あり艶なし | メリット | デメリット |
---|---|---|
艶あり |
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|
艶なし |
|
|
艶ありの外壁塗装例
上記はツヤありの撥水の外壁塗装です。基本的にタイルの多くははモザイク色しています。「ピカピカ感」がありますが、違和感がない仕上がっています。
艶なしの外壁塗装例
上記は艶なしの外壁塗装例です。
タイル部分にクリア塗装にすることにより、タイルをモザイク調でより落ち着いた印象になります。
艶あり・艶なしに関する詳しい説明を「外壁塗装の艶ありと艶なしの違いと特徴を一級建築士が徹底解説」に記載していますので合わせてご覧いただけると幸いです。
まとめ 外壁塗装の色選び
まとめです。今回は、外壁塗装で失敗しない色選びのコツをご紹介いたしました。
いくら耐久性能・断熱性能などの塗料で塗装して家のメンテナンスが無事完了したとしても、そもそも自分の家の外壁の景観が気に入らないと感じてしまうと、せっかくの外壁塗装も台無しです。
外壁塗装で色を変更する際はぜひ今回ご紹介した内容を確認しながら色選びをしていただければ幸いです。
弊社も大阪を中心に皆様のお家の外壁塗装工事をさせていただいております。
もし色選びで疑問点・ご相談などございましたら「ミズノライフクリエイト」にお越しいただけたらと思います。ご自宅の写真を持ってきていただけたら、カラーシュミレーションの色選びのシュミレーションもさせていただきます。
最後までご覧いただきありがとうございました。